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巨人、答えが出ない勝利の方程式 綱渡り西村に続き 昨季2被弾の山口が7戦3被弾 - news15

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2025.08.22|コメント(-)トラックバック(-)

巨人、答えが出ない勝利の方程式 綱渡り西村に続き 昨季2被弾の山口が7戦3被弾


 原巨人に緊急事態の予感。13日の阪神戦(甲子園)で延長10回サヨナラ負け。今季初の3連戦3連敗で3位に転落した。“1強5弱”とも“1強1普通(広島)4弱”とも評される今季のセ・リーグで、敵地で3連敗こそ喫したが巨大戦力を有する巨人の圧倒的優位には変わりはない。だが、ここ数年、チームの生命線であり続けているスコット・マシソン投手(30)&山口鉄也投手(31)の勝利の方程式コンビがそろって不振に陥っているのは、実に不気味な兆候だ。 (宮脇広久)

 試合後、快勝を決めた阪神の和田監督は「去年は後ろの3人(マシソン、山口、西村)を打てなかった。開幕カードでマシソンをとらえ、きょう、山口を打てたのは、今後につながる」とほくそ笑んだ。

 一方で、巨人・川口投手総合コーチは「マシソンも山口も調子は悪くない。相手だって、そう何年も連続でやられないだろう。プロ野球なんだから」。そう吐き捨てると阪神サイドの研究ぶりに危機感をにじませた。

 7、8、9回の守りを担う3人のうち、守護神の西村はもともと「劇場」といわれるほど危なっかしい、綱渡りの投球が持ち味。制球力、安定感ともにいま一つだ。マシソンと山口が7、8回をピシャリと抑え、相手の戦意を喪失させるところにこそ、勝利の方程式の強さの秘密があった。だが今季は、その2人の調子が上がってこない。

 【飛ぶ統一球の被害者】

 マシソンは来日2年目の昨季、63試合に登板し自責点はわずか7。防御率1・03の驚異的な成績を挙げ、「陰のMVP」といわれた。

 だが、今季は初登板の3月29日阪神戦(東京ドーム)で逆転され敗戦投手となったのをはじめ、防御率8・53の大不振。この日も8回から登板、2イニング目の9回にゴメスの二塁打などで1死満塁のピンチをつくってマウンドを降りた。

 また、昨季は2本しか打たれなかった本塁打を、今季は7試合ですでに阪神・マートン、横浜DeNA・井手、広島・堂林に計3発食らっているのも異常事態だ。最近の打者優位の状況を考えれば、このほど判明した“昨季より飛ぶ”統一球の影響も考えられ、右腕ストッパーも被害者の一人といえる。

 【ついに勤続疲労が】

 山口は昨季まで6年連続60試合以上登板。毎年のように勤続疲労を心配されながら1年も欠かさず好成績を挙げ、超人的なタフネスぶりを恐れられてきた。逆に言えば今季が不振の年になったとしても、人間である以上、無理はない。

 今月2日にインフルエンザ(B型)を発症して戦列を離脱。復帰後の登板はまだ2試合だけだが、それ以前から速球、スライダーのキレの不足を指摘されていた。

 この日はマシソンの後を受けて臨んだ9回1死満塁の場面こそ、代打・新井貴を一ゴロ併殺に仕留めてしのいだ。が、10回に2安打と1四球で2死満塁とされ、代打・関本に初球の真ん中低めの142キロ速球をとらえられ、左前へのサヨナラ適時打を浴びた。

 「抑えられているときはもっといい球が来る。難しい球の中で“ラッキーボール”が来た」とは関本。はたして、山口が“いつも抑えてきた球”は、今後どこまでよみがえるだろうか。

 マシソンと山口は昨季、42ホールドポイントで並び最優秀中継ぎのタイトルを分け合った。今季年俸1億5000万円で2年契約を結び直したマシソンと、中継ぎ投手として史上最高の今季3億2000万円に到達した山口は、今季1億8000万円の西村と合わせ「総額6億5000万円トリオ」となった。

 「巨人は確かに打線も強力、先発投手陣もそろっているが、最大の強みは後ろに切り札3枚を持っていること。相手は6回までにリードしないといけない」(横浜DeNA・中畑監督)とは他球団の一致した見解だ。

 裏を返せば、巨人の勝利の方程式が変更を余儀なくされるような事態に陥ったときこそ、「巨人の圧倒的優位」とされるペナントレースに波乱が生まれる。



引用:巨人、答えが出ない勝利の方程式 綱渡り西村に続き 昨季2被弾の山口が7戦3被弾



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2014.04.16|コメント(-)トラックバック(-)
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