記録ラッシュの阪神に珍現象が起きている。
球団では選手が記録を達成する度に、公式オンラインショップ「T-SHOP」で記念グッズを数量限定で販売。「記録達成を記念した限定グッズは人気が高いんですよ」(営業関係者)と、まさにイチオシだ。
現在販売中なのは、日本通算200本塁打を達成した福留、通算1000投球回を果たした能見、通算1000奪三振の福原ら、それぞれの「記念フォトパネル」。限定100個だが、選手の背番号のシリアルナンバーは選手個人に贈呈されるため99個が販売される。
価格は1万6200円ながら、真っ先に完売したのはドラフト4位・梅野隆太郎捕手(22)=福岡大=のグッズ。4月27日の横浜DeNA戦(横浜)で放ったプロ初本塁打をたたえる「プロ初本塁打記念 直筆サイン入りフォト」だ。
梅野は正捕手候補として首脳陣からの期待は高い。とはいえ今季スタメン出場はわずか4試合の新人。「梅野選手のグッズは少ないので、希少価値は高いと思いますけど」と営業関係者も売れ行きに驚きを隠せない。
「やはり、生え抜きなんですかね…」とは球団関係者。現時点で主力の野手組の生え抜きは鳥谷、大和の2人だが、いくら強くても、ファンの願いは生え抜きの活躍ということか。