巨人・原監督がアピール不足の若手たちに“追試”を課す。かねて今週末までに開幕に向けメンバーを固める考えを示していたが、13日に「もうちょっと調整。あと(オープン戦は)6試合か。臨機応変に」と話した。
最大の懸案は決め手を欠く中堅手争い。この日は有力候補の橋本に「当てようとしたらダメだ。アウトのなり方が無様」と打撃指導し「彼も踏ん張りどころだから」と奮起を促した。一方で若手内野手3人が外野でノックを受け、定位置争いに参戦。にわかに群雄割拠の様相となったが、ひっそりと戦線を離れた期待の星も…。
前日から体調不良を訴えていた大田泰示外野手(23)は、千葉市内の医療機関でインフルエンザ(B型)と診断され、当面は自宅で静養することとなった。川相ヘッドコーチは「自己管理してもなるものではあるけれど、そうやってチャンスがなくなってしまうわけだから…」と渋い顔。キャンプでは松井秀喜臨時コーチから手厚い指導も受けたが「何とか自分を変えたい」という願いは病魔につぶされてしまうのか。 (笹森倫)