フィギュアスケート世界選手権の上位選手によるエキシビションが30日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで行われ、男女アベック優勝を果たした男子の羽生結弦(ANA)、女子の浅田真央(中京大)らが華麗な演技で魅了した。
日本人最多となる4年ぶり3度目の優勝を果たした浅田は、大歓声に迎えられて登場。ゴールドの衣装に身を包み、チャプリンの映画曲「スマイル」に乗って、軽やかなに氷上を舞った。会場のアンコールにも笑顔で応えた。
グランプリファイナル優勝、ソチ五輪金メダルに続く史上2人目の同一シーズン「3冠」を達成した羽生は、ダイナミックに「ロミオとジュリエット」を演じてショーの最後を飾った。
銀メダルの町田樹(関大)は新曲の仏ミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」で滑り、今大会を最後に引退した鈴木明子(邦和スポーツランド)は笑顔で別れを告げた。