ヤンキースの田中将大投手(25)が28日(日本時間29日)、フロリダ州タンパで行われたマーリンズ戦でオープン戦最終登板に臨み、4回から9回までの6イニングを3安打無失点、10奪三振の好投をみせた。スプリッターでの奪三振ショーにスタンドから大声援がわき起こった。
4月4日(日本時間5日)のブルージェイズ戦での公式戦初登板に向けて準備は完了した。4回から2番手でマウンドに上がった田中。いきなりスプリッターを連投して、4番からのマーリンズ打線を3者連続の空振り三振に打ち取った。
5回は左前打を許したが1三振を奪い、6回も安打と暴投で得点圏に走者を背負ったが、2三振を奪ってピンチを脱出。7回もスプリッターで2三振を奪った。
試合前には昨季まで楽天で同僚だったマーリンズのケーシー・マギー内野手(31)と談笑。試合では「7番・三塁」で出場したマギーを左飛、見送り三振に打ち取った。
「田中は経験があるので、大リーグへの順応が早い」とジラルディ監督も満足そうだった。