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浦和 厳戒下で信頼回復へ出発 - news15

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2025.09.16|コメント(-)トラックバック(-)

浦和 厳戒下で信頼回復へ出発


 サッカーJリーグ1部の浦和サポーターが「JAPANESE ONLY」という横断幕を掲げたため、無観客試合の制裁を受けた浦和が15日、広島市のエディオンスタジアム広島で、処分後初の試合となる広島戦に臨んだ。浦和は当面、サポーターの横断幕や旗の使用を禁止しており、この日は職員らを派遣して目を光らせる「厳戒態勢」。チームは2-0で快勝し、史上初の厳罰からの再出発を白星で飾った。

【Jリーグ初の処分】差別横断幕 浦和に無観客試合 

 横断幕が差別的と判断され、23日にホームの埼玉スタジアムで行われる清水戦は、Jリーグ史上初めて無観客試合となる浦和。この日は通常の敵地での試合の約5倍の職員、警備員計32人を派遣して対応に奔走した。正午の開門前から職員が頭を下げてサポーターに横断幕などを掲げないよう協力を要請。「誇り高きスタンドを取り戻すため、ご協力お願いします」と声を掛けながら、クラブの姿勢を記したチラシ約2500枚を配った。

 駆けつけた約1800人のサポーターも即座に反応した。ゲート前では、手荷物検査の係員が検査しやすいよう、自主的にカバンを開けるように呼びかけるサポーター男性も。埼玉県東松山市から駆けつけたという男性会社員(33)は、横断幕などの一律禁止について「物足りなさは感じる」としながらも、「浦和サポーターは今後10年、20年かけて信頼を取り戻さないと」と理解を示した。

 試合中、サポーターは太鼓や手拍子に合わせた大合唱で選手を鼓舞した。浦和の槙野智章選手(26)は「胸に突き刺さる声援を送っていただいた」。チームは背中を押されるように得点を重ね、昨年のリーグ覇者・広島に勝利。同県川口市の会社員、岡安広子さん(47)は「選手の『一緒に戦っていこう』という強い思いが感じられた」と、選手との一体感を喜んだ。

 試合前後に入場口でサポーター一人一人と握手をかわした浦和の淵田敬三社長は「みんな頑張れと声を掛けてくれた。我々は(その声を)背に受けて、信頼回復に向けて頑張らなくては」と気を引き締めていた。【平本泰章、中里顕】

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2014.03.16|コメント(-)トラックバック(-)
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