新レギュレーションの下で行われている今年のF1は、チームやエンジンメーカーの開発が進むにつれて、急激な勢力変化が起こりうると、パディー・ロウは考えている。
今シーズンは、メルセデスのパワーユニットを搭載するマシンが今のところ強さを発揮しており、特にワークスのメルセデスAMGはルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグで開幕3連勝を達成するなど、シーズン序盤を席巻している。
しかし、メルセデスのエグゼクティブディレクターを務めるパディー・ロウは、各チームともパフォーマンスの向上スピードが例年以上に早くなると考えている。
「私は、今シーズンを通したパフォーマンスの向上が、ここ数年に我々が見てきたものより、はるかに急な勾配になると思っている」とロウ。
「今年はマシンにおいて、特にパワーユニット関連で多くの新しいことがあり、より効率的にする必要がある」
「今シーズンはパフォーマンスの向上が急速に進むのを目にするだろうし、それはすでに起きている。我々は、すべてのチームが(ウインター)テストの終了から素晴らしい発展を遂げたのを見てきた。私はそれがシーズンを通しても続くと思う」
ロウは、新しいレギュレーションを楽しんでいるという。
「非常にエキサイティングだと思う」とロウ。
「若干、議論を呼ぶものもあった。いつも物事が異なる時には、違った方向から評価する人々が少なからず出てくるものだ」
[オートスポーツweb 2014年04月08日]