
中畑監督がエースの三浦大輔(40)について、「11日の巨人戦(教育リーグ)で5回3失点以上なら(開幕ローテから)外す。本人もそう思っているんじゃないの」と、結果次第で開幕ローテ落ちを示唆した。
評論家の高橋善正氏は、「中畑監督が言いたいことはわかる。DeNAには必要なことだと思うよ」と、こう続ける。
「三浦がいつまでも主戦では、投手力が上がらない。三浦がキャンプで一番練習するし、他の若手が育ってこないからそうなる。例年のキャンプは三浦のペースで動いていて、他の中堅、若手は三浦のお尻にくっついて満足してしまっている。三浦がプレーしやすい環境になっているのが近年のDeNA。そういう意味では、三浦が開幕ローテから外れれば、若手、中堅が自立する契機になると思う」
■勝てるチームになるには必要な手
当の三浦はこの日、4回11安打5失点の大炎上。ノルマをクリアできず、「もうちょっとしっかり調整しないと」と話した。中畑監督は「もう一回チャンスがある。そこで納得できるものをつくって欲しい」とフォローしたが、ローテ落ちも現実味を帯びてきた。
中畑監督は開幕ローテについて、「久保とモスコーソは入れる。1年間戦うことを考えたら、三嶋、井納は外せない」としていた。候補のひとりだった尚成は11日の阪神戦で4回無失点。オープン戦で好投する加賀を加えれば、6人が固まる。
「中畑監督の発言は若手、中堅を刺激する意味もあると思う。いい素材の投手はいても、近年最下位が定位置のようになっていて、仲良し集団で傷をなめ合ったり、ぬるま湯体質になっている部分もあると思う。抜けた投手がいないから、3勝、4勝しただけで戦力として認められちゃう。これじゃあ、進歩しないわな。三浦だって結果を残してきたんだから、簡単には抜けないが、若い連中がオレたちがチームを引っ張っていくという気持ちにならなきゃいけない」(前出の高橋氏)
中畑監督が本当に三浦を外す勇気があるかは別にして、DeNAが勝てるチームになるには、打たねばならぬ手ではある。