メッツとマイナー契約の松坂大輔投手(33)は24日(日本時間25日)、フロリダ州ポートセントルーシーでカージナルスとのオープン戦に先発。6回0/3を3安打、1失点、5奪三振と好投。オープン戦初勝利(1勝1敗、防御率3・86)を挙げ、メジャー昇格に望みをつないだ。
初回は鋭いスライダーで3者連続三振の立ち上がり。2回は先頭の4番ペラルタに右二塁打を打たれたが、遊ゴロ併殺で切り抜け、3回も1死一、二塁のピンチを二直併殺で得点を許さなかった。
剛速球でねじ伏せるピッチングは影を潜めたが、テンポよく打たせる投球が際立った。7回先頭の6番ボージャスにヘルメット直撃の死球を与えたところで、テリー・コリンズ監督がマウンドに歩み寄った。
救援投手がこの回3点を失ったため、松坂の記録は1失点。四死球4はやや不満が残ったが、首脳陣を納得させた88球だった。
松坂は厳しい先発5番手争いを繰り広げており、前日好投した若手右腕メヒアとのデッドヒート。メッツは松坂をメジャーに昇格させる場合、現地時間25日正午までに通告する義務がある。