ナポリのラファエル・ベニテス監督は、ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦でポルトを逆転することに自信を見せる一方で、欧州におけるイタリアの現状に警鐘も鳴らしている。
13日に行われたアウェーでのファーストレグで、ナポリはポルトに0-1の敗戦。来週行われるセカンドレグで逆転を目指すことになる。イタリア『ラジオ24』で、ベニテス監督はポルトとの対戦について次のように述べた。
「ポルトとの試合は、セカンドレグも難しいものになるだろう。彼らの力は見ることができた。だが、自信はある。我々もゴールを奪えたような場面が何度もあったからだ」
「最初は相手の攻撃を待ち構えることを選択した。前半にはラストパスを2つか3つ失敗してしまい、後半は最高のチャンスをつくった後でポルトに決められてしまった」
不調が続くMFマレク・ハムシクに関しては、彼だけの問題ではないとしてベニテス監督は擁護している。
「ハムシクについては、彼は負傷のため2カ月の時間を失ったということを忘れてはならない。それに、いくつかの試合では相手守備陣の中にほとんどスペースがなく、チーム全体にとって厳しかった。彼だけではない」
チャンピオンズリーグ(CL)ではミランがアトレティコ・マドリーに敗れ、イタリア勢が全滅。ユヴェントスもCLで敗退してELに回るなど、欧州の舞台でイタリア勢は苦しい状況が続いている。
「確かに、イタリアのサッカーにとって今は素晴らしい時期だとは言えない。アトレティコ対ミランよりも、むしろ最近のスペイン対イタリアの親善試合でそれがよく分かった。アトレティコとミランの場合は、それぞれ状態が異なるチームの対戦だったからだ。イタリアは十分に注意しなければならないね」
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