
NTTグループと陸上自衛隊東部方面隊は6日、災害発生時に被災地の通信をいち早く確保するための共同訓練を陸自朝霞訓練場(埼玉県朝霞市、新座市)で実施した。
この日は、首都直下地震が発生し、陸路が寸断された想定で、別の場所から大型輸送ヘリでNTTの車両を被災地に見立てた朝霞訓練場に運搬。技術者や機材が運ばれ、衛星通信ができる簡易基地局を設置し、携帯電話をかけられるようにしたほか、特設公衆電話も置いた。
東日本大震災では基地局が停電や損壊で機能を停止し、広域で長時間の通信障害が発生した。電線が寸断され復旧に時間がかかるケースもあったため、同グループは独自に機動的な装備を開発し、配備を進めている。
通信大手各社は東日本大震災を教訓に災害対策を強化している。KDDIは10日に陸自中部方面隊と災害協定を結ぶほか、ソフトバンクも気球型の基地局を独自開発するなど早期復旧に向けた態勢を整備している。