J1鳥栖に所属するMF水沼宏太は、前節のFC東京戦で2度のチャンスをモノにできず、テレビ番組の中で、父である水沼貴史氏からLINE(SNSのひとつ)でアドバイスをもらう場面が放送された。「LINEでいつもやり取りはしている」と話したように、普段から水沼親子は意見交換を交わしているため、特に取り立てるようなことはなかった様子。水沼も「それよりも負けた後だから、とにかく甲府戦(第7節、12日)で勝ちたいし、自分自身、結果にこだわりたい」と次節に向けて闘志を燃やしていた。
甲府を率いる城福浩監督は、U-17日本代表時代の恩師。甲府では当時と違ったイメージの守備を重視したスタイルで結果を出している印象もあるが、水沼は「今いる選手たちに合わせた形でやっていると思うけど、もともと代表監督の時もそういうことができる人だったし、今、それで結果を出しているからそういうイメージで見られているだけ」と驚きはない様子だった。そして、水沼は「ウチのことも研究してくると思うけど、それをかいくぐるようなプレーをしたい」と甲府戦への意気込みを語った。
取材協力:サッカー専門新聞エル・ゴラッソ(鳥栖担当 杉山文宣)