ヤンキースの田中将大が15日(現地時間14日)のメッツ戦で、メジャー移籍後初の完封勝利を挙げた。メッツの本拠地シティ・フィールドで行われた「サブウェイシリーズ」に先発した田中は相手打線を4安打、8奪三振、無四球で無失点に抑えた。田中はメジャーデビューから無傷の6連勝。日米通算の公式戦連勝記録は「34」とした。また、チームの連敗を4で止めた。
田中は、初回から上々のピッチングを見せ、2回から4回まで3イニング連続3者凡退と相手打線を手球にとった。6回には2死からEヤングにツーベースを打たれ、この日初の長打を許すが、続くマーフィーをファーストゴロに打ち取るなど、得点を許さない。7回には3者連続三振を見せるなど、終始危なげないピッチングで前日の試合で12点を挙げたメッツ打線に仕事をさせなかった。
田中の好投に応えるように打線も2回にロバーツのタイムリースリーベースで先制。4回にロバーツの2試合連続となる4号ソロ、6回にテシェイラの8号ソロなどで計4点を挙げ、田中を援護。4-0で勝利した。
また、田中は9回に回ってきた第4打席にセンター前安打を放ち、メジャー初安打も記録。完封に華を添えた。
なお、ヤンキース・イチロー、メッツ・松坂はともに出番がなかった。