
ヤクルトは3番ウラディミール・バレンティン外野手(29)、4番ラスティングス・ミレッジ外野手(28)の新打線が好調。6日のオリックス戦(京セラドーム)ではアベック本塁打も飛び出した。だが外国人選手の1軍登録枠の関係で、ミレッジが年間フルに使えるか定かではないというから、最下位脱出への悩みは深い。
今季の小川監督は昨季不動の4番だったバレンティンを3番に置く構想。「昨季はバレンティンの前を打つ打者の出塁率が上がらなかった。バレンティンには昨季・455という抜群の出塁率がある。あいつが走者を返すのではなく、塁に出て後の打者が返すという発想」と説明している。
となると、ポイントは4番の人選。指揮官はミレッジを「最適」とみる一方「外国人投手が3人必要となれば、あふれてしまう」というジレンマを抱えているのだ。
今季、支配下登録している外国人は6人。野手はバレンティンとミレッジ。投手は来日5年目で一昨年最多セーブのタイトルを獲得したバーネット、3年目で先発・中継ぎ両刀のロマンに、新顔の左腕ナーブソン(前ブルワーズ)、最速161キロ右腕カーペンター(前レッドソックス)が加わり人材豊富。ナーブソンは2日の巨人戦(東京ドーム)で4回無失点の快投を演じ、開幕ローテ入りへ前進した。
ただ、同時に1軍登録できる外国人は4人まで。投手陣は昨年4月に2度目の右ひじ靱帯再建手術に踏み切った館山、同月に右肩のクリーニング手術を行った由規の復調が未知数。1人でも多く外国人の手を借りたいのが実情だ。とはいえ、ミレッジ以外の4番候補も見当たらない。一昨年89試合務めた畠山は昨季故障もあって不振に陥り精彩を欠いたままだ。
比較的安価で日本向きの外国人選手への依存度が高いチームだけに、6人全員を使いたいのが本音だろう。小川監督はそのやりくりに頭を痛めることになりそうだ。 (宮脇広久)