プロ野球の統一球が規定より飛びやすくなっている問題を受け、日本野球機構(NPB)は16日、ボールの反発係数の測定を委託している日本車両検査協会で検査方法を公開した。
この日の検査ではNPBが保管していた古い球を使用。条件を均一にするため温度22度、湿度60%の部屋に48時間以上保管し、高速投球マシンで約2メートル離れた鉄板に秒速30メートルから70メートルまでの6段階で当てるやり方。当たる際の球速と跳ね返った速度から反発係数をセンサーで測定するという。
NPBでは、ミズノの在庫約2300ダースの中から抽出した球を17日に同所で検査。結果が規定値内に収まっていれば22日にも公式戦用として供給する。