ロンドン五輪ボクシング金メダリストでプロ転向後3連勝を飾っている村田諒太の第4戦が5月22日、京都・島津アリーナ京都で、ヘスス・ネリオ(メキシコ)とミドル級10回戦で行われることが14日に発表された。
南京都高(現・京都廣学館高)時代に3年間過ごした京都での試合に、村田は「アマチュア時代は国体やインターハイなど京都代表でやらせてもらっていて思い入れがある。京都でできるのはうれしいし、楽しみ」と喜んだ。
対戦相手となるネリオは村田にとって初のメキシコ人となり、プロ戦績は15戦12勝(6KO)3敗。現在WBCスーパーミドル級3位にランクされているマルコ・アントニオ・ペリバン(メキシコ)に8回判定負け、WBO世界スーパーミドル級5位のホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)に6回TKO負けなど3敗を喫しているものの、デビューから10連勝を記録するなどメキシコ中量級のホープだ。
ネリオの映像を見たという村田は「パンチをまともにもらわないタイプでやりにくい相手」と評するも、「ここでつまずいていたら話にならないので圧倒的に勝ちたい」ときっぱり。今後は14日深夜に試合前恒例のアメリカでのスパーリング合宿へ出発。「第3戦では頭を振ってパンチをもらわなくなったので、次はそれを攻撃に生かしたい」と合宿でのテーマを挙げて、「しっかり倒せるようなパンチを磨きたい」と右ストレートの強化を誓った。