卓球の世界選手権団体戦が2日、東京・国立代々木競技場で行われ、世界ランク3位の日本男子は準々決勝でポルトガル(同6位)を3-0で下し、準決勝進出を決めた。今大会は3位決定戦が行われないため、メダルが確定した。
今大会2回目の対戦となるポルトガル。第1試合は、丹羽孝希(明治大)がストレースで勝つと、第2試合もエースの水谷隼(DIOジャパン)が危なげなく3-0で勝利。続く第3試合は、松平健太(ホリプロ)が3-1で退け、日本男子が3-0で勝った。
日本男子は4日に行われる準決勝で、ドイツとシンガポールの勝者と決勝進出を懸けて戦う。
以下、試合後の倉嶋洋介監督のコメント。
「思っていた以上に、選手のプレーがすばらしかったです。特に1番の丹羽は、前回1回出ていたので慣れられて苦戦するかなと思いましたが、逆に相手のボールに慣れて、彼得意のカウンターや前陣の速攻が決まっていました。この大一番のトップでこの仕事をするのはさすがだなと思いました。
(選手のパフォーマンスが一次リーグより格段に上がったように見えたが)調子自体はみんな悪くないんですけど、精神的な部分であったりとか試合の中での駆け引きがいまいちだったのかなと。今日みたいな冴(さ)えが出てくると、選手は調子が出てきます。今日はそういうところがよく決まっていたなと思います」