新日本プロレス春のナンバーワン決定戦「NEW JAPAN CUP 2014」が15日、東京・後楽園ホールで開幕する。この日は1回戦8試合が行われる。今年は優勝者にIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカか、IWGPインターコンチネンタル(IC)王者・棚橋弘至のどちらかへの挑戦権が与えられるということで、単なる勝敗を超えた人間模様も絡んできそうだ。
前IC王者の中邑真輔は、かつて同王座を争ったデイビーボーイ・スミスJr.と対戦。中邑がレスリングエリートである技巧派のスミスを倒し、棚橋へのリベンジ、もしくはオカダとのCHAOS対決に一歩前進するか。内藤哲也vs.石井智宏は、2.11大阪でのNEVER王座戦の再戦。王者となってさらに勢いを増す石井に対し、内藤が前王者の意地を見せ付け、悲願のIWGP獲りに再びたどり着けるか。1.4東京ドーム大会のリマッチとなる真壁刀義vs.バッドラック・ファレは、反則ありの通常ルールの中で、ファレが真っ向勝負を狙うが、それとも何か奇策を仕掛けてくるのかが勝負のカギを握りそうだ。
狙われる立場の棚橋とオカダは6人タッグマッチで対戦。IWGPジュニア王座戦を通じて絆が生まれた飯伏幸子太とエル・デスペラードの連係や、邪道、外道のベテランならではの熟練技にも注目だ。