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引退確実…長谷川、世界3階制覇目指すも流血完敗/BOX - news15

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2025.08.14|コメント(-)トラックバック(-)

引退確実…長谷川、世界3階制覇目指すも流血完敗/BOX


 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(23日、大阪城ホール)3年ぶりに世界王座に挑んだ元世界2階級王者でIBF世界Sバンタム級13位の長谷川穂積(33)=真正=は、同級王者キコ・マルティネス(28)=スペイン=に7回1分20秒TKO負けし、日本選手で亀田興毅(27)=亀田=以来2人目となる世界3階級制覇はならなかった。試合後は右眼窩底骨折などで緊急入院。一時代を築いた実力者は、引退が確実となった。

 復活をかけた長谷川は7回TKO負け。日本選手2人目となる世界3階級制覇の夢は破れ、グローブを置くことが確実となった。

 「ありがとうございました。また改めて会見させていただきます」

 試合後、か細い声で言い残すと、大阪市内の病院に向かった。「右眼窩底と鼻骨の骨折」と診断され、神戸市内の病院に入院した。

 王者の強打に屈した。序盤は足でさばいて距離を保つプランだったが、2回に右フックで最初のダウン。その後は激しい打ち合いで応戦したが、7回に左フックで2度目のダウンを喫し、立ち上がったところをまたも左フックを受け、血まみれで屈辱のレフェリーストップとなった。

 ジムの山下正人会長(51)は進退について「本人の意思を尊重する。モチベーションが切れたらそれで終わり」とし、「ボクシング界に貢献した人間ですから、なんらかの場を設けます」と“引退会見”をしつらえることを示唆した。

 WBC世界バンタム級タイトルを10度防衛。その後、2010年に母・裕美子さん(享年55)を大腸がんで亡くす悲しみを乗り越え、“飛び級”で同フェザー級も制して2階級制覇を成し遂げた。

 「ずっとボクシングをやってきて、自分が本当に強いのか、知りたかった」。そんな思いで3年ぶりの世界戦に挑んだ。しかし、亡き母の誕生日に、父や、妻と2人の子供の目の前で壮絶に散った。一時代を築いた希代のサウスポーにも、引き際が間違いなくやってきた。

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2014.04.24|コメント(-)トラックバック(-)
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