
(オープン戦、巨人7-6阪神、10日、伊勢)巨人ドラフト1位・小林誠司捕手(24)=日本生命=が10日、阪神戦でプロ1号となる逆転満塁本塁打を放った。巨人が沢村栄治氏の「14」、阪神は西村幸生氏の「19」と、伊勢市出身のOBの背番号をつけた「伝統の巨人阪神戦80周年」を記念する一戦でイケメンルーキーが、左翼場外へ豪快な一発を放った。
3-6とリードされた八回無死満塁。小林は山本の初球、真ん中高めの直球をジャストミートした。打球はグングン伸びて場外に消えた。「打った瞬間は入るかなと思ったんですけど、切れるかなとも思った。驚きです。すごいうれしい」。人生で「初めて」というグランドスラムだ。24歳のイケメンルーキーは、ベンチで先輩たちに手荒い祝福を受けると、笑顔が広がった。
1949年以来、65年ぶりに伊勢市で行われた伝統の一戦。「そういう試合で打てて光栄です。偉大な先輩が築かれた巨人で、大好きな野球ができることは幸せな気持ちです」と感謝を口にする小林。原監督も「オープン戦とはいえ、ああいうところでああいう打撃ができるということは大きな可能性を感じる。実戦的というところを改めて強くした」と目を細めた。小林が開幕1軍をグイッと引き寄せた。