
◆オープン戦 日本ハム1―0西武(13日・札幌ドーム) ぎりぎりまで変化を見極め、バットを振り抜いた。4回。大谷が岸の109キロのカーブをはじき返す右前打。「(ボールの)上をたたいてしまったけど、抜けてくれてよかった」。初回の右前打に続く2打席連続安打。これで4戦連続のマルチ安打を記録した。
西武先発の岸は、昨季開幕戦で2安打を放つなど通算11打数4安打とカモにしている相手。「岸さんもまだシーズンに入っていないので」と大谷は控えめに話したが、西武の開幕投手は「去年も打たれたし、相性もよくない。しっかり対策を練らないといけない」と警戒心を強めている。
今季はキャンプから先発として、中6日の間隔で登板。前回、8日の阪神戦(甲子園)でも5回1失点と好投し、先発ローテの一角としてメドが立った。この投打ともに成長した姿が、起用法にも変化をもたらした。
当初は15日の中日戦(札幌D)だった次回先発が翌週以降へ変更。栗山監督は「ピッチャーとして落ち着いた中で、ちょっといろいろ試していきます。もし登板が2週間後なら(野手として)10試合使えるわけでしょ」と冗談交じりに話した。オープン戦終盤は、あまりに好調な「打者・大谷」の起用が増えることになりそうだ。
大きな注目を集めた1年目のオープン戦の打率は1割8分2厘。今季はここまで、4試合の野手出場ながら17打数8安打、4割7分1厘の高打率だ。それでも12日に続き、2安打した後の打席で安打が出なかったため「まだまだ。3、4打席目が今いちだったので」と険しい表情を浮かべた。結果を残しても自分に厳しい姿勢で、飽くなき成長を続けていく。