新日本プロレスの春のナンバーワン決定戦「NEW JAPAN CUP 2014」が15日、東京・後楽園ホールで開幕。超満員札止めとなる2015人を動員した。今年は優勝者に4.6東京・両国国技館大会にて、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカか、IWGPインターコンチネンタル(IC)王者・棚橋弘至のどちらかへの挑戦権が与えられることになり、1回戦から白熱した戦いが繰り広げられた。
前IC王者の中邑真輔は、昨年の1回戦で敗北した因縁のデイビーボーイ・スミスJr.と対戦。スミスは先日亡くなった“人間風車”ビル・ロビンソンさんに捧げるかのようなワンハンドバックブリーカーやダブルアームスープレックスを繰り出し、“レスリングエリート”の本領を発揮。だが、中邑も飛びつき式逆十字固めでペースを奪い返すと、狙いすましたボマイェ連打で3カウントを奪い取り、「イヤァオ!」と雄叫びを上げた。
「首の皮一枚で勝ち残ったという状況。負けたら終わり。トーナメントは勝たなきゃ意味ない」と、まずは1回戦突破に安堵した中邑は、2回戦のプリンス・デヴィットも倒し、このままNJC初優勝へと突き進む覚悟を示した。
なお、2回戦の対戦カードは中邑vs.デヴィット、後藤vs.みのる、柴田vs.ベンジャミン、ファレvs.内藤に決まった。