プロボクシングWBC世界バンタム級王者・山中慎介が16日、都内・帝拳ジムで同級3位の挑戦者シュテファーヌ・ジャモエ(ベルギー)との6度目の防衛戦(4月23日/大阪・大阪城ホール)に向けて練習を公開した。
ここまでの仕上がり具合について「非常に順調。体重もあと2キロぐらいで問題ない」と語る山中。ジャモエの印象については「前進、前進で来るタイプ。気持ちも強いし、足を止めてじっとしてたらどんどん打ってくる」と久々のファイターに警戒した。
しかし、「向かってくる分自分のパンチも当たりやすい。右でも左でもいいから倒せたらどっちでもいいけど、結局は左になると思う」と“神の左”での5連続KO防衛に自信を見せた。
この日行った2Rでのスパーリングでは、ガードの上からでも相手を後ずさりさせる左ストレートを披露し、周囲からは「おぉー」とどよめきも上がった。地元から3500人を超える応援団が来るという地元・関西での試合に向けて、コンディションの良さ、武器である左の力強さを大いにアピールした。