
ユヴェントスのレジェンドである故ガエターノ・シレア氏のマリエッラ夫人は、スタジアムでのサポーターの不祥事が絶えないようであれば、観客席に冠された夫の名前を取り去るよう要求することも辞さないと訴えている。
サポーターによる暴力行為や差別的チャントなどの問題が絶えないイタリア。ユヴェントスも例外ではなく、8日に行われたセリエA第27節フィオレンティーナ戦で、シレア氏の名前が冠されたゴール裏(”クルヴァ・シレア”)から反ユダヤ的なチャントが発せられたとの疑いもある。
シレア氏は1974年から88年までユヴェントスでDFとして活躍し、セリエA優勝7回、1982年ワールドカップ優勝などの活躍を残した伝説的選手。現役引退翌年の89年、ユヴェントス助監督を務めていた際に交通事故で若くして命を落とした。
10日には、ユヴェントスDFジョルジョ・キエッリーニがジャーナリストのピエランジェロ・サペーニョ氏との共同で著したシレア氏に捧げる著書が発表された。その発表の席でマリエッラ夫人は次のように語ったとイタリアメディアが報じている。
「絶対に解決策を見つける必要があります。外国のものも含めた様々な新聞に、いつもスポーツマンシップの象徴だったガエターノの名前が、非常に野蛮な事件と関連づけられて掲載されるのは残念なことです。このまま続くようであれば、ゴール裏から名前を取り去るよう要求することもある段階で考慮に入れることになるかもしれません」
さらにマリエッタ夫人は、イタリア全土に蔓延する問題の対策として、一時的にすべてのスタジアムでアウェーサポーターの入場を禁じることも提案している。
「永遠にとは言いませんが、少しの間であれば適切な罰則となるかもしれません。イタリアサッカーのトップにいる者は、そういう可能性も考慮に入れるべきではないかと思います」
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