
【タンパ(米フロリダ州)小坂大】東日本大震災で被災した仙台市が本拠地の楽天から米大リーグ・ヤンキースに移籍した田中将大投手(25)が、震災発生から3年を迎えるにあたり、「米国にいても思いは変わらない。僕にできることは、これからもやっていきたい」と心境を語った。キャンプ地のタンパで取材に答えた。
兵庫県伊丹市出身で、6歳の時には阪神大震災で被災した経験も持つ田中投手。東日本大震災後は、被災地への支援活動を積極的に行ってきた。昨季は開幕24連勝とチームをけん引して、球団創設9年目で初の日本一の喜びをもたらした。
今季から活躍の場は米国に移るものの、被災地のファンは新天地での活躍を心待ちにしているはず。田中投手は「そう感じてくれる人がいればうれしい。その人々のためにも頑張らなければならない」と、引き締まった表情で話した。
発生から3年が過ぎても、被災地は復興の途上にある。そうした現実をふまえ、田中投手は「風化させてはいけない。復興に向けて必要なことはたくさんあるので忘れないでほしい」と思いを口にした。