レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は21日(日本時間22日)、首の張りを訴えて同日予定していたマイナー戦での登板を回避した。昨春も同じように首の張りを訴えたが、ダルビッシュ本人は「昨年ほどひどくはない」と言い、3月31日(日本時間4月1日)のフィリーズ戦との開幕戦先発に変更はないもようだ。
チームはこの日、新人のシャパーズ投手をブルワーズとのオープン戦に先発させ、ダルビッシュをマイナーとの試合に回した。ダルビッシュは90球から100球を投げる予定だったが、「選手が何か違和感があると言っているのに無理をさせるのはいいことではない」とワシントン監督。
計画は少し狂った格好だが、ダルビッシュはオープン戦最後の登板となる26日(同27日)のマリナーズ戦には前向きな姿勢を示した。
昨春のキャンプでも首のしこりを訴え、3月11日から23日までを休養に充てたダルビッシュはその後、オープン戦に2度登板し、自らの開幕戦となったアストロズ戦で9回2死まで完全というピッチングを披露した。
ただ、チームは今季、先発投手陣に不安があるほか、アンドラス遊撃手がヒジに故障、秋信守左翼手が左ひじを痛めてDHしかできないなどが故障者が相次いでおり、2014年のサイ・ヤング賞候補の筆頭にあげられているダルビッシュにとっては不安材料だ。