スウォンジー・シティは7日、ギャリー・モンク暫定監督と3年間の契約を結んだと発表した。来季は正式な監督としてチームを率いることになった。
スウォンジーは2月上旬に成績不振のためミカエル・ラウドルップ監督を解任。その後は、モンク監督が暫定的にチームを指揮し、モンク監督就任後の13試合で、スウォンジーは4勝6敗3分けの成績を残しプレミアリーグ残留を成し遂げた。
モンク監督のコメントを、クラブの公式ウェブサイトは、以下のように伝えている。
「私のキャリアで最も誇れる瞬間だ。クラブが私を評価しチャンスを与えてくれて光栄だ。これは二度とないチャンスだと思っている。3カ月経験した監督としての仕事は、非常に興味深いものだった。次のステップに入った自分の人生とクラブの成長を楽しみにしている」
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6月に開幕を控えたブラジル・ワールドカップ。日本代表はグループステージの第2戦で堅守で欧州予選を勝ち抜いたギリシャ代表と対戦する。その主力を務める選手たちの所属クラブでの今節の活躍をまとめた。
1月のフルアム加入後けがに悩まされていたコンスタンティノス・ミトログルが待望の復帰を果たしたが、この試合でチームの降格が決定。その他、ラザロス・フリストドゥロプロスとパナギオティス・コネもセリエAで18位に沈むボローニャで残留争いを余儀なくされている。元代表エースのテオファニス・ゲカスがトルコでゴールを量産していることが唯一の朗報だろう。
■GK オレスティス・カルネジス(グラナダ/スペイン/28歳)
対レアル・ソシエダ戦(1-1△) フル出場
今シーズンのリーグ成績:5試合・0得点・11失点
■DF ルーカス・ヴィントラ(レバンテ/スペイン/33歳)
対アトレティコ・マドリード戦(2-0○) フル出場
今シーズンのリーグ成績:31試合・2得点・0アシスト
首位アトレティコ相手に堅実な守備で完封勝利に貢献
■DF コンスタンティノス・マノラス(オリンピアコス/ギリシャ/22歳)
リーグ戦全日程終了
今シーズンのリーグ成績:25試合・3得点・0アシスト
■DF ソクラティス・パパスタソプロス(ドルトムント/ドイツ/25歳)
対ホッフェンハイム戦(3-2○) フル出場
今シーズンのリーグ成績:27試合・1得点・2アシスト
■DF キリアコス・パパドプロス(シャルケ/ドイツ/22歳)
対フライブルク戦(2-0○) 負傷欠場
今シーズンのリーグ成績:4試合・0得点・0アシスト
練習中に右肩を脱臼し再び故障者リストへ
■DF ヴァシリス・トロシディス(ローマ/イタリア/28歳)
対カターニア戦(1-4●) 出場なし
今シーズンのリーグ成績:17試合・1得点・1アシスト
■MF ゲオルギオス・カラグニス(フルアム/イングランド/37歳)
対ストーク戦(1-4●) 出場なし
今シーズンのリーグ成績:14試合・0得点・0アシスト
■MF ラザロス・フリストドゥロプロス(ボローニャ/イタリア/27歳)
対ジェノア戦(0-0△) 72分途中交代
今シーズンのリーグ成績:26試合・2得点・4アシスト
■MF パナギオティス・コネ(ボローニャ/イタリア/26歳)
対ジェノア戦(0-0△) フル出場
今シーズンのリーグ成績:27試合・5得点・1アシスト
■MF パナギオティス・タクシディス(トリノ/イタリア/23歳)
対キエーヴォ戦(1-0○) 90分途中出場
今シーズンのリーグ成績:21試合・1得点・0アシスト ※カターニアでの成績を含む
■MF コンスタンティノス・カツラニス(PAOK/ギリシャ/34歳)
リーグ戦全日程終了
今シーズンのリーグ成績:26試合・2得点・3アシスト
■FW コンスタンティノス・ミトログル(フルアム/イングランド/26歳)
対ストーク戦(1-4●) 58分途中出場
今シーズンのリーグ成績:3試合・0得点・0アシスト
■FW イオアニス・フェトファツィディス(ジェノア/イタリア/23歳)
対ボローニャ戦(0-0△) フル出場
今シーズンのリーグ成績:29試合・1得点・4アシスト
■FW ゲオルギオス・サマラス(セルティック/スコットランド/29歳)
対アバディーン戦(5-2○) 出場なし
今シーズンのリーグ成績:18試合・6得点・9アシスト
■FW テオファニス・ゲカス(コンヤスポル/トルコ/33歳)
対カラブクスポル戦(2-2△) フル出場(1ゴール)
今シーズンのリーグ成績:22試合・12得点・7アシスト
カラブクスポル戦で同点弾。リーグ4位タイの12ゴールをマーク
■FW ディミトリオス・サルピンギディス(PAOK/ギリシャ/32歳)
リーグ戦全日程終了
今シーズンのリーグ成績:30試合・8得点・4アシスト
■FW ディミトリス・パパドプロス(アトロミトス/ギリシャ/32歳)
リーグ戦全日程終了
今シーズンのリーグ成績:31試合・14得点・4アシスト
リーグ戦、ギリシャ人最多得点を記録。
SOCCER KING
3試合ぶりに、主砲が先発メンバーに戻ってきた。右足内転筋痛でスタメンを外れていたヤクルトのバレンティンが、「4番・左翼」で先発復帰。地元ファンからは大歓声で迎えられた。
助っ人は4日の阪神戦で右足に違和感を訴えて途中交代。「打撃は大丈夫」というものの、走塁で不安が残るため、ベンチスタートが2試合続いた。しかし、軽傷で済んだことで前夜は代打で出場。この日の試合前も「バットサン、ガンバッテ」と、陽気に早期の先発復帰を喜んだ。
4番に戻ればきっちり仕事もする。第1打席は一回1死二、三塁の場面で迎え、詰まりながらも中前に落ちる適時打で先制点をもたらした。自らの復帰によって、連勝中のチームの雰囲気が変わることを心配する一面も。「一昨日、昨日のいい流れを自分で切らさずホッとした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
その後はタッチアップで二塁から三塁に進み、荒木の中前打で本塁へ生還した。走塁でも貢献するなど、負傷の影響を感じさせなかった。
小川監督が「バレンティンがいるのといないのでは相手に与える影響が違う」と言うように、打線の中で威圧感は群を抜いている。左アキレス腱(けん)痛も抱えるなど、状態は万全とは言い難いが、「借金11」からの反転攻勢を進めるチームにとって、やはり不可欠な存在だ。(小川寛太)