<ザ・プレーヤーズ選手権 2日目◇9日◇TPCソーグラス>
フロリダ州にあるTPCソーグラスを舞台に開催中の米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」の2日目。トータル2アンダー29位タイからスタートした松山英樹は3バーディ・2ボギーの“71”でラウンド。この日もスコアを1つ伸ばしトータル3アンダーで予選ラウンドを終えた。
“第5のメジャー”「ザ・プレーヤーズ」のリーダーズボードはこちら
初日に5バーディの猛チャージを見せたインコースからスタートした松山だが、前半は1バーディ・1ボギーとスコアを伸ばせない。バックナインに入ってからは出だしの1番をバーディとしたものの、4番でボギー。このままスコアを伸ばせないかに見えたが、最終9番ホールでバーディを奪取。週末のプレーに弾みをつける形でスコアを1つ伸ばすことに成功した。
2日目をトップから3組目でスタートした松山。まだ多くの選手がプレー中だが、現時点の順位は24位タイ。トータル11アンダーの単独首位にはマーティン・カイマー(ドイツ)がつけている。
<ゴルフ情報ALBA.Net>
5月8日木曜日、WRC第5戦アルゼンチンが開幕した。SS1はホストタウンのカルロス・パス近郊のスーパーSS。目下連勝中のセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン)が、わずか6kmあまりのステージで2番手以降を3秒引き離すトップタイムで幸先のよいスタートを切った。
「ドライビングは悪くないけれど、セッティングにはまだ改善の余地があるね」とトップタイムのオジエ。
SS1は別レーンでの2台同時走行となっており、オジエと対決したのはシトロエンのマッズ・オストベルグ。オストベルグはわずかなミスを喫したものの、オジエとの差を最小限の3秒に留めて2番手につけている。ヒュンダイのティエリー・ヌービルと対決したフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンが3番手。4番手には同郷ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン)との対決を制したミッコ・ヒルボネン(フォード)がつけている。
9日金曜日からは本格的なステージがスタート。2本のSSを2度走行する設定だが、SS2/4は27.09km、SS3/5は大会最長となる51.88kmという難関が待ち受けている。
SS2スタートは日本時間の9日金曜日21時08分の予定となっている。
【SS1】SUPER ESPECIAL PARQUE TEMATICO(6.04km)
1:S.オジエ(フォルクスワーゲン) 4:51.7
2:M.オストベルグ(シトロエン) +3.0
3:A.ミケルセン(フォルクスワーゲン) +3.5
4:M.ヒルボネン(フォード) +4.1
5:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +4.2
6:T.ヌービル(ヒュンダイ) +5.4
7:D.ソルド(ヒュンダイ) +7.2
8:K.ミーク(シトロエン) +9.3
9:J.ケトマー(フォード/R5) +9.5
10:N.フックス(フォード/S2000) +10.1
[オートスポーツweb 2014年05月09日]
もうメチャクチャだ。7日、巨人に2-10とボロ負けしたDeNAに勃発した造反騒動。試合前、中畑清監督(60)が6日の試合で4番を打っていた中村紀洋(40)を登録抹消し、その理由について、「(6日の試合で)チーム方針に従わない言動があった。懲罰的なところがある。それを許すとチームが機能しなくなる。責任者として処置を取るのは当然」と説明したのが始まりだった。DeNA関係者がこう言った。
「6日の試合の八回に4番の(中村)ノリが三ゴロ併殺打に倒れた。このとき、一塁走者の梶谷がスタートを切ったことに腹を立てたのです。もともとノリは自分の打席で走者を動かされることを極度に嫌う。打撃に集中できないというのです。そうはいっても、その日の巨人先発のセドンは牽制もクイックも苦手。ミーティングで<積極的にかき回していこう>と全員で確認していた。梶谷は初回に盗塁を決めてリーグトップの12盗塁。チーム盗塁数だって巨人に次いでリーグ2位の数字。<足を使う>のはチーム方針なんです。梶谷には自分の意思で盗塁していいという『グリーンライト』が与えられている。それに注文をつけたわけだから、これは采配批判にあたると二軍行きが通告されたのです」
■“前科”持ち
中村には“前科”がある。2年前にも自身の打席中に二盗を決めた内村に激怒。ベンチで執拗に説教しているのが指揮官の逆鱗に触れ、選手登録を抹消されているのだ。首脳陣からすれば当然の措置ということになるのだろうが、騒動はこれで終わらなかった。
午後3時に登録抹消が公示された直後、なんと中村が自身のフェイスブックにこう書き込んだ。
<打席に入っているとき、場面によっては(走者を)動かさず、打撃に集中させてほしいとコーチに相談させてもらいました。コーチに相談することが監督批判になってしまった形です。8日、中畑監督から「チーム方針に従わない言動があった。(抹消は)懲罰的な部分がある」という説明を取材陣にされたようです。今回の相談するという行為が「批判」と映ったならば寂しいことですし、自分としてはどうモチベーションを保つべきか苦悩しています。勝つために一軍のフィールドに僕は必要ないのだろうか…>
などと、ファンに呼びかける形で持論を展開。火に油を注いだから、DeNAナインが野球どころじゃなくなったのも当然だった。試合は、この中村の代わりに一軍昇格し、4番に入った後藤のソロ本塁打で先制したものの、先発した尚成とその後の投手陣が巨人打線から5本塁打を被弾。3失策と守備も乱れての大惨敗である。
試合後、騒動を知った巨人の関係者が苦笑い交じりにこう言った。
「もはや組織としての体をなしていないよね。二軍落ちを不服とした選手がフェイスブックで自ら舞台裏を暴露するなんて前代未聞。そもそも、打撃に集中できないから走者はじっとしといてくれなんて考えられない。中畑監督が気の毒だよ」
■グラウンドで女性と肩組み記念撮影
敵に同情されたら終わりだが、チーム周辺では残念ながら中畑監督の肩を持つ声も多くはない。7日、対戦5試合目にしてやっとこさ巨人戦初勝利を挙げただけで「夢みたい」と大喜び。そういう無邪気さが、現役時代からこの人の人気を支えた一因とはいえ、指揮官となればもちろん、話は別だ。この日も試合前から他人のサングラスを借りておどけていたかと思えば、関係者の招待客とおぼしき女性2人とグラウンドで肩を組んで記念撮影。自軍の打撃練習中にこんな調子だから、コーチも選手もしらけきっているのか、「ファンサービス、マスコミサービスも結構だけど、選手の練習、動きに目を光らせるのが先でしょう」とチーム内からは、そんな冷ややかな声も聞かれるのだ。
指揮官が率先してチームのタガを緩ませ、緊張感を希薄にさせる。これでは、中村のような自分勝手な選手が出てくるわけだ、と思いたくもなるのだ。試合後、中畑監督はフェイスブックでの中村の“反論”についてこうコメント。
「アイドントノー。ノーアンサー。いちいち反応していたら、言った言わないの堂々巡りになる。主張するところはしてください。それについて、どうのこうのはない。そうですかと。反論する気はない。心底話し合った結果。今さら話をすることは何もない。話し合った? ドームに入る前に場所をつくって40、50分話したよ。誠意を尽くしてできることはやった。功労者だし、大事にしてきた選手だから、話し合いには十分時間をかけた。納得した? 納得はしてないでしょう」
と、受け流したが、指揮官自らもふんどしを締め直さなければ、DeNAに待っているのは組織崩壊ではないか。