
日本オリンピック委員会(JOC)が現行の60歳定年の延長に前向きだ。2020年東京五輪に向けて「有能な人材を確保するため」(JOC理事)で、早ければ今月26日の理事会に提案され、4月導入の可能性もある。ただ、国家公務員の定年延長は検討段階。民間企業も60歳定年が多く、国の補助金を受けて事業展開するJOCが“先行”することには「時期尚早」の声もある。
年金の支給開始時期が段階的に引き上げられたことに伴い、JOCでは以前から、一部の幹部職員と役員理事との間で定年延長を検討してきた。平真事務局長は「再雇用で給与が減る、役職もない、では士気にかかわる」と説明。平岡英介常務理事は「いずれ国もそういう(定年延長の)流れになる」とし、26日の理事会に諮る考えだ。
一方、厚生労働省の13年度調査では、大企業の約9割が60歳定年を維持。JOCと同規模の30~99人の企業でも60歳定年が約8割だった。
今月上旬のJOC幹部職員による会議では、定年を65歳に延長▽63歳に延長して残り2年を再雇用▽60歳定年のまま65歳まで再雇用-などの案が示された。賛意の一方で「国や民間の動向を見てからでも遅くない」などの慎重論も多かったという。
定年延長した場合、1人当たり3500万~6千万円の管理費増となるが、事務局には20代の職員が少なく、新規採用に予算を振り向けるべきだとの意見も根強い。
また、12年に明るみに出た競技団体をめぐる助成金、補助金の不適切受給問題では、JOCの幹部職員3人が減給処分などを受け、理事1人が辞任した。ある理事は「ガバナンス(企業統治)やコンプライアンス(法令順守)の強化が先。内部的な議論だけで定年延長に踏み切るのはどうか」と話している。(森田景史)
<ハッサンII世トロフィー 3日目◇15日◇ゴルフ・ドゥ・パレロイヤル(6,951ヤード・パー72)>
写真で見る 日本勢唯一参戦の伊藤誠道は…
モロッコ王家が後援する欧州男子ツアー「ハッサンII世トロフィー」の3日目。初日から首位を走るスペインのアレハンドロ・カニサレスはこの日4バーディ・1ボギーの“69”でラウンド。スコアを3つ伸ばしトータル17アンダーで単独首位の座をがっちりとキープした。
初日、コースレコードにあと1打に迫る“62”を叩き出したカニサレス。2日目もスコアを出しやすいインコースで4つスコアを伸ばす快進撃を見せた。このムービングデーでも強風の吹き込むアウトコースでは我慢のゴルフでパープレーにまとめ、そしてインに入るときっちりバーディを積み上げ、2位に6打差の大差をつけて独走状態で最終日へ駒を進める。
欧州ツアー参戦8年目のカニサレス。待望の初優勝はモロッコ王宮内にあるゴルフ・ドゥ・パレロイヤルで挙げることになりそうだ。
1打差の2位から出たセーブ・ベンソンはスコアを2つ落としトータル11アンダー。この日5つスコアを伸ばしたロバート・ジャン・ダークセン(オランダ)が14位タイから3位に急浮上した。昨年覇者のマルセル・シーム(ドイツ)は3つスコアを落とし29位タイと大きく後退してしまった。
【3日目の順位】
1位:アレハンドロ・カニサレス(-17)
2位:セーブ・ベンソン(-11)
3位:ロバート・ジャン・ダークセン(-10)
4位T:マグナス・A・カールソン(-8)
4位T:デビッド・ホージー(-8)
4位T:ロバート・カールソン(-8)
4位T:シブ・カプール(-8)
4位T:ポール・ウェアリング(-8)
9位T:マーク・ウォーレン(-7)他2名
29位T:マルセル・シーム(-3)他8名
(撮影:ALBA)<ゴルフ情報ALBA.Net>
新日本プロレスの春のナンバーワン決定戦「NEW JAPAN CUP 2014」が15日、東京・後楽園ホールで開幕。超満員札止めとなる2015人を動員した。今年は優勝者に4.6東京・両国国技館大会にて、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカか、IWGPインターコンチネンタル(IC)王者・棚橋弘至のどちらかへの挑戦権が与えられることになり、1回戦から白熱した戦いが繰り広げられた。
前IC王者の中邑真輔は、昨年の1回戦で敗北した因縁のデイビーボーイ・スミスJr.と対戦。スミスは先日亡くなった“人間風車”ビル・ロビンソンさんに捧げるかのようなワンハンドバックブリーカーやダブルアームスープレックスを繰り出し、“レスリングエリート”の本領を発揮。だが、中邑も飛びつき式逆十字固めでペースを奪い返すと、狙いすましたボマイェ連打で3カウントを奪い取り、「イヤァオ!」と雄叫びを上げた。
「首の皮一枚で勝ち残ったという状況。負けたら終わり。トーナメントは勝たなきゃ意味ない」と、まずは1回戦突破に安堵した中邑は、2回戦のプリンス・デヴィットも倒し、このままNJC初優勝へと突き進む覚悟を示した。
なお、2回戦の対戦カードは中邑vs.デヴィット、後藤vs.みのる、柴田vs.ベンジャミン、ファレvs.内藤に決まった。