
「マスターズ」での史上最年少優勝記録更新に挑んだジョーダン・スピースの挑戦は、バッバ・ワトソンによって阻まれた。首位タイから出た最終日、スピースは4バーディ4ボギーで回って通算5アンダーでホールアウト。ただ1人、ワトソンだけがこのスコアを上回った。
バッバが2度目の制覇「2014マスターズ」フォトギャラリー
オーガスタナショナルGCのサンデーバックナイン。夢にまでみた優勝争いの渦中にスピースはいた。前半を終えて首位のワトソンに2打差をつけられていたが、「まだこの試合を勝てると信じていた」。
迎えた12番(パー3)。ピンポジションは右の奥。ピンまで150ヤードの距離にスピースは9Iをバックから抜いた。「軽いアゲンストだと思ったけど、少し弱まったように感じた。もしフォローの風なら、奧のバンカーに届くクラブ」。だが、スピースの球はグリーン手前の斜面に落ちて、そのままクリークへと転がり落ちた。
このホールはなんとかボギーで切り抜けたものの、続く13番では左の林を越したワトソンのティショットに対し、スピースは右の林から2打を要してワトソンの少し前にたどり着くのが精一杯。
「彼の13番のティショットは絶対に忘れない。あれは、70ヤードも左のOBに行ったと思ったけど完璧だった。脱帽だよ」。2年前のマスターズチャンピオンの圧巻のゴルフを前に、スピースは素直に敗北を受け入れた。
初出場の「マスターズ」で首位と3打差の2位フィニッシュ。スピースは「とても嬉しいことは間違いない。でも、いま考えていることは、次にいつこの場所(マスターズの優勝争い)に戻って来られるかということだけ。それは簡単なことではないからね」と、早くも先を見つめている。
タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン不在のオーガスタの週末を賑わした20歳は、大きな経験を手にオーガスタを後にした。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)
◆ソフトバンク4―1オリックス(13日・ヤフオクドーム)
主力が相次ぐけがに見舞われ、今季初の連敗となった。打線がつながらなかった森脇監督は「積極的にいったが、かみ合わなかった。そこが僕の仕事。力が足りなかった」と淡々としていた。
好調だった糸井にアクシデントが起きた。初回1死二塁で一飛に倒れた打席で、右脇腹に違和感を覚え2回の守備から交代。本人は「大丈夫。大事を取ってです」と軽症を強調したが、試合途中には宿舎に戻って、アイシング などの治療に専念した。病院に行く予定はないが、右脇腹は春季キャンプ中に痛めた箇所。その際も打撃練習再開が約1か月も遅れた経緯があり、長期離脱の可能性も否定できない。
アクシデントは続いた。8回無死一、三塁。坂口の投ゴロで併殺を狙った遊撃・今宮の一塁送球が、一塁走者・谷の頭に直撃。当たったのはヘルメットの上からだったが、試合後には担架に乗せられ、救急車で福岡市内の病院に搬送された。
糸井、谷が離脱となれば大きな痛手だが、指揮官は「火曜日(15日の日本ハム戦)にはみんなそろってくれるでしょう」と気丈に振る舞った。ソフトバンクと同率首位になったチームに、暗雲が垂れ込めてきた。(橋本 健吾)
<米男子ゴルフ:マスターズ・トーナメント>◇最終日◇13日◇米ジョージア州オーガスタナショナルGC(7435ヤード、パー72)
バッバ・ワトソン(35=米国)が通算8アンダー280で、12年大会以来2年ぶり2回目の優勝を果たした。
序盤は大会史上最年少優勝を目指すジョーダン・スピース(20=米国)に2打先行されたが、8、9番連続バーディーで、連続ボギーのスピースを一気に逆転。要所要所で持ち味のドライバー飛距離で圧倒し、最後は3打差をつけて悠々と逃げ切った。
スピースは同5アンダーで2位。大会史上最年長優勝へ、2打差の5位で出たミゲル・アンヘル・ヒメネス(50=スペイン)は、同4アンダーの4位に入った。